鳥になりたいです

感じるまま思索してスラスラ

息を吐く様に会社辞めろ

 

 一月程前、会社を辞めた。

 会社を辞めたなんて言うと、まじかよこいつ終わってんなみたいな空気になると思うが、そういう風潮が私と君を苦しめるのである。

 経済活動は義務だと言われてもピンとこなくて、大人になると金を稼がなければ行けないんだなーくらいの認識で、あまり必死になれない。やばい、将来的に絶対苦しんで死ぬ。 

 知能が豊かな皆さんは、こいつ何も考えてねえんだろうなとお思いだろうが、バカはバカなりに考える物で、思えば学生の頃から結構悩んでいた。私がスーツを着て金を稼いでる姿があまりにも想像出来なかったからである。どちらかというとまだ制服着れる。気分はいつも男子高校生。ナナ・テスカトリ本当美しい。

 私は職業としてでなく、様々なクリエイター達への憧れや尊敬だけは人一倍持っていた。人が落ち込んだ時に救えるものを作り出せる、それだけでその人には価値がある。言うなればそういう人達に近付きたい。私も何らかの作品を作り、付加価値的にお金が貰えれば言うことがないと思った。

 従って、うん、小説家になろうと思った。バカか俺は?

 紙に頭の中を書き出すことがすきで良く詩を書いていたし、妄想や夢想をして雰囲気に浸るのが好きなナルシストなので、当時大学3年生の俺は必死でナルシストの極致まで自分を高め物語を作り何万字もの小説を書き上げたのである。気持ちは朝井リョウだった。

 すばる新人賞に応募した時の達成感を覚えている。今でも思い付きだけでそこまで行動したのは天才のそれに近いと思い、コンビニでジュース買う時に10円出し足りてなかったりすると思い改めるのだ。

 しかし、審査する方々には本当申し訳無いことをした。彼等の貴重な15秒間を奪ってしまったのである。これは実質私のすばる新人賞と言えよう。

 仕事を辞めて、どう生きようか考えるのだが答えは全く出ず、とりあえず書きたい欲だけあったのでブログを開設したのだ。

 私は理想主義者なので難しい論は持たないし、持てないし、持ちたくもないのである。

君にとって生きるとは何であろうか?

君自信が幸せに暮らすことではないだろうか。

決してお金を稼ぐことではないのでは?

 勿論お金を稼ぐことが自分にとって、幸福であれば金儲けのことだけ考えて暮らせば良いのである。

 人にはそれぞれの生き方を模索し、実行する権利があり、辛いことを誰にも言えず我慢して涙を流すなら、自分が逆境も苦にならないくらいの仕事を見付けて選んだ方が頭の良い決断だと言えるのではないか。

  一度レールから外れたら戻れないよ。人生はそんな甘くない。辛いのはお前だけじゃねえんだから逃げんな、などとしたり顔で言う奴こそ逃げていると私は思うのである。世論が人の自由を奪うならその世論はとても有害である。

 

私も君も正しくて、私も君も間違っているのだ。

 

以上が私の開き直りである。